今回作ってみたのはこちら、色柄入りの腰ひもです。
最近、突然着物にはまってどっぷり沼にはまっていまして。
最初はとにかくお手頃な価格で一通りの紐だの板?だのをそろえたのですが。
なぜ着物の小物たちってどれもピンクや白、赤ばかりなんでしょう?
青や緑のお着物だってあるのに・・・
着付けの小物のテイストが全然あわない!かわいくない!という不満をお持ちの方はいませんか?
この記事は、こんな方に読んでいただきたい内容となっています。
- かわいい腰ひも(胸ひも)を作ってみたい方
- 着付けの小物も気に入ったものでそろえて気分を上げたい方
- チラ見えしてもいい腰ひも(胸ひも)がほしい方
今回は、手に入りやすい綿100%の生地で、腰紐(胸紐)を作ってみました。
ポリエステルなどは滑ってしまうので、ほどけやすかったりしますよね。
本当はモスリンや絹がしめやすくて良いのだと思いますが、
手に入りやすくお手入れの簡単な綿の生地で今回は作成しています。
とっても簡単なので、あなたも良かったら作ってみませんか?
腰ひも(胸ひも)の作り方
用意するもの
- 綿などのお好みの生地(薄地、やわらかめがおすすめです。)
・・・8.5~12㎝(※1)×200㎝前後
お好みの太さ・長さで大丈夫です。私は長すぎると余ってしまうので、少し短めが使いやすいと思っています。
生地の水通しは、してもしなくてもよろしいかと思います。
水通し、がわからない方は「かわいい半衿付き うそつき衿の作り方 | シエスタ。 (ma-ry-blog.com)」の中に説明があります。
※1 作りたい紐の幅を決めて、幅×2+1㎝で生地を用意します。今回のように8.5㎝の布で作ると、(8.5÷2-1=)3㎝強の幅の紐になります。 - 生地の色にあわせた色の糸(手縫いの場合は、あれば手縫い糸がおすすめです。縫い進めても糸がよじれにくいです。なければミシン糸でも構いません。)
- 針、ハサミ、定規、チャコペンなど
作り方の手順とコツ
大まかにいうと袋状に縫ってひっくり返すだけのとっても簡単なお裁縫です(^^)。
早速やってみましょう!
①今回は8.5cm×生地幅110㎝を2枚、つなげて200㎝ほどにしています。
先に2枚を縫い合わせ、作りたいひもの長さにしておきます。
1枚で長さが足りる場合はこのまま②へ。
②長辺を中表にして、半分に折り待ち針を打ちます。
縫い代0.5cmで図の赤い線のところを縫います。
図は、折ってある状態です。
折山の方を「わ」といいます。
この時のわは、完成品の正面中央になりますのでこの段階でアイロンはかけません。
(完成品の真ん中に1本ラインができてしまうため)
始めと終わりは必ず返し縫いをしましょう。
ミシンでも手縫いでも大丈夫です。→私はミシンでダーっと縫っちゃいます!
ミシンだと長くてヨレやすいという方もいらっしゃるかと思います。
もし気にされる方は、ヨレないコツは以下の2点です。
- 一気に端から端に縫わず、中央から左右に向かって2回に分けて縫ってみてください。
図のピンクの矢印のイメージです。 - ミシンの縫い目の設定を大きめにしてみてください。
細かいことを気にされない方は、だーっと縫ってしまっても大丈夫ですよ(^_-)-☆
③キセをかけたいので、縫い目の1~2mm内側に(図の黄色の線を参考に)アイロンで折り目を付けます。
④細長い袋状になっていますが、これを頑張って裏返します。
私は「紐通し」を使って内側からいきました。
⑤全部裏返したら、縫い目が下面の中央に来るようにして、
アイロンをかけて紐の形を整えます。
キセのためのアイロンをかけておいたので、
縫い代はきれいに片方にたおれていると思います。
そのまま、キセがかかった状態で、アイロンで成形しましょう。
このタイミングで、あいている袋の口も、
縫い代を中に折り込んでアイロンをかけておきます。
これをやっておくと、あとで袋の口を縫う時に楽ですよ。
⑥あいている袋の口(⑤でアイロンをかけたところ)を、
「まつり縫い」または「くけ縫い」でとじます。
⑦紐の両端を、三角に折って縫い留めます。
縫い留め方はお好きな方法でいいと思います!
よくある市販品は三角の頂点と頂点で縫い留め、
糸を結んでたらんと残してあります。
私は糸はない方が好みなので「糸たらん」はしていません(^^)。
このあたりはお好みで!
三角部分がふわっとするようならアイロンでおさえてくださいね。
お疲れ様でした!これで完成です。
まとめ
腰ひも(胸ひも)の作り方、いかがでしたか?
真四角に縫うだけなので、難易度は低めかなあ、と思います。
よかったら、チャレンジしてみてくださいね。
着付けが下手なために(私のことです)、
着ているうちに帯からちょっと胸紐がはみ出しそうになったり・・・。
銀座結びなんかをするときに、
ダサい(ごめんなさい。主観です。)紐が見えてしまいそうな心配があったり・・・。
そんな時に便利に使えます。
そしてなんといっても、かわいい小物で、着付けの時の気分も上がりますよね!
幅を広めに作って帯揚げ・しごき的な使い方もできます。
もちろんたすき掛けの時にも素敵にお使いいただけます。
着物に関してはど素人なのですが、
今回の腰ひも(胸ひも)の作り方についてのご質問などあればこちらからお気軽にどうぞ!
私も色違いでレパートリーを増殖させようと思います。
お着物ライフ、一緒に楽しみましょうね(^^)