寒くなってきましたね。
そろそろ冬に向けての準備を始めていらっしゃる時期ではないでしょうか。
今回は、秋冬に活躍する、スウェードの靴やブーツについてのお話です。
皮革素材のブーツやスニーカーを自宅で丸洗いしてみましたのでその方法をお伝えしますね!
古着のブーツ、去年までのブーツ。そのまま履く?それとも洗う?
皆さんはブーツのお手入れ、どうされていますか?
私は毎年春先に、革のブーツは軽くお手入れをしてからしまいます。
クリーナーで磨いたり、靴用の栄養クリームを塗ったり。
ただし表面がスムースでない革の製品は取り扱いがちょっと難しい気がして、
汚れをブラシで払うくらいにして、そのまましまっていました。
秋ごろにまた出してきた時には、防水スプレーをかけてそのまま履く、という状態。
それもちょっと気になっていたので、思い切って今回チャレンジしました。
自宅でブーツを洗ってみよう!
結果から言うと
大満足
です。
あなたも勇気を出して、チャレンジしてみますか?
ただし、あくまでも自己責任ですよ。
リサイクルショップで掘り出し物のブーツなどを大量購入!
先日、ライフワークとなっているリサイクルショップのパトロール(ただのお買い物です笑)で購入した、ブーツや皮革素材のスニーカー。
ミネトンカのフリンジ付きのショートブーツと、PUMAのスウェードのスニーカー、UGGのムートンブーツ、Clarksの革のスニーカー、THE NORTH FACEの中綿入りのスノトレです。
下の写真は、洗う前のブーツやスニーカーたちです。(ミネトンカとPUMAのものは写真を撮らずに洗ってしまいました)
それほどひどい汚れはない状態ですが、よく見ると「しみ」があったり、前に使っていた人の汗や皮脂がついているかと思うとやっぱりきれいにしたいもの。
なにしろ破格のお値段でしたので、自分で洗ってみて、ダメだったらあきらめようというわけで。
もしも上手に洗えたら、家にある、ほかのブーツにもチャレンジするための実験台にもなります(⌒∇⌒)
このお値段でこのかわいさ。
もう、たまらんです。リサイクルショップ最高。
せっかくだから、キレイにして、気持ちよく履きたい!
まずは、ミネトンカのフリンジブーツPUMAのスウェードのスニーカーから洗ってみようと決意しました。
ビフォーアフターの写真を撮ればよかったのですが・・・。
こんなに上手に洗えると思っておらず、洗う前の状態を写真で残していません( ノД`)シクシク…
ミネトンカのブーツの購入時の様子は
- フリンジがとにかく外側に折れたり丸まったりして「とっちらかって」いる。
- ほこりや、ほこりが固まったものが中側の「かかと」あたりにこびりついている。
そのまま履くのはちょっと・・・、という清潔とは程遠い感じ。
PUMAのスウェードのスニーカーは購入時もきれいな状態でしたが、ついでなので更にきれいにしてから履きたいと思い、洗ってみることにしました!
挑戦!ダメもとで洗ってみたのがこちら
フリンジは重力に従って下向きに下がり、かかとにあたる部分もだいぶきれいになりました!
心配していた色落ちもそれほどなく、縮みもほぼありませんでした。
もともとやわらかめの革だったため、多少の縮みがあっても履いているうちになじむだろうという程度に考えていましたが、心配ご無用でした!
PUMAのスニーカーも、縮むことなくすっきりと洗いあがりました(o^―^o)
これらが成功したので、他のものも洗ってみることを決意!
今度は写真を撮りながら洗いましたので、手順を詳しくご紹介します。
皮革素材の靴の洗い方~ブーツ・スニーカー
洗う前に、どこが汚れているかチェックします。
濡れて色が変わってしまうと汚れているところがわかりにくくなるので、乾いている状態でチェックしておきましょう。
きれいだと思って購入したUGGのムートンブーツですが、よく見たら、つま先に水濡れでついたようなシミがありました。
つま先を意識に入れながら、洗うことにします!
靴を洗う場合も、普通のお洗濯と手順は変わりません。
使用したのはおしゃれ着用洗剤、今回はアクロンです。
皮革素材は動物性のものなので、シャンプーと迷いましたが、アクロンにしました。
また、洗った後に乾燥してバリバリになるのが心配だったので、仕上げに柔軟剤を少量使用しました。
- 洗う
- すすぐ
言ってしまえば、手順はこれだけです。
以下、少し詳しく書きます。
その1 「洗い」
バケツに水を張り洗剤を適量溶かします。洗剤のボトルにある表示を見て分量を確認してください。
ブーツを丸ごと浸します。
まずは中側から、ゴム手袋をした手でシャンプーをするようにワシワシと洗います。
外側は、マッサージするようにゴム手袋をした手でなで回した後にスポンジで表面を優しくシャッシャッと滑らせました。
毛足の柔らかいブラシなどお持ちの場合はそちらを使用されてもよいかと思います。
皮脂の汚れ、外側のシミ、いなくなれーと念じながらやりましょう!
洗い終えた洗濯溶液は、すこし色が落ちてグレーっぽくなりましたが思ったほどではなく一安心です。
製品により色落ち具合は変わると思いますので、今回のこのブーツに関してはこのくらい、という認識で読んでくださいね。
その2 「すすぎ」
まずは1回目、バケツに水を張りブーツを沈めてゆらゆらと動かします。
中にも洗剤が残らないように水を入れたり出したりを数回繰り返しましょう。
洗剤が残らないようにすすぎは2,3回水を替えながら行います。
よくすすいだら、、柔軟剤の登場です。
実は前回のミネトンカとPUMAの時には、水を張ったバケツに手持ちの「ヘアトリートメント」を少量入れてかき混ぜてみたのですが・・・。
きれいに混ざらず、溶け残ったヘアトリートメントが水の中に漂っていましたが、まあいいかとブーツを入れ、ゆらゆらしてから取り出し、再度にもう一度水ですすぎました。
最後によくすすいだので、ヘアトリートメントのかたまりは残らず流すことができました。
前回の教訓を生かして笑、今回はヘアトリートメントではなく衣類用の柔軟剤を使用しました。
柔軟剤をよく溶かし(当然、水の中で柔軟剤は溶け残ることはありません)、洗ったブーツをくぐらせ、そのあと再び軽く水ですすぎます。
その3 「乾燥」
さて。
本当ならバスタオルなどで水分をとって風通しの良い日陰で乾かす・・・という流れで行きたいところですが。
ムートンブーツの含んでいる水の量が半端なく多いのです笑
やむなく、洗濯機の脱水を1分間ほどかけました!
型崩れをする可能性が高いのであまりお勧めはできませんが、乾かす段階である程度修復できます。
今回、ムートンブーツとTHE NORTH FACEのスノトレは、脱水機にかけました!
洗濯機の脱水が高速回転になってから1分くらい、なるべく短めがよいでしょう。
Clarksの革のスニーカーは、バスタオルで水けを吸い取るだけで大丈夫でした。
脱水をかけたら、形を整えながら、タオルを中に詰めます。
入れにくいですが、つま先の方にも詰めるようにしましょう。
写真は、脱水の後にタオルを詰めて風通しの良い日陰で干しているところです。
直射日光の下で乾かすのは危険です。日陰に、置いてくださいね。
NorthFaceのブーツも、写真では見えませんがタオルがきちきちに詰まっています。
洗った後の片付けなどをしているうちに、表面は少し乾き始めていました。
一晩おいてから、中に詰めていたタオルは取り出し、新聞紙などに取り換えましょう。
濡れたものが詰まっったままにしておくと乾くのが遅くなります。
完全に乾くまで、中の詰め物は適宜取り換えましょう。
ここまでで、大体の作業は終了です。
ちょっと写真が暗いのですが、洗い上りがこちら。
スッキリモフモフ、きれいになりました。
乾かすときの詰め物による成型で、しわやよれもなく形もしゃきっとなっています。
大満足の仕上がりです。
自分で洗うのが怖いあなたは
自宅での皮革素材のブーツなどの丸洗いについて、成功を必ずお約束することはできません。
挑戦されるときには、よーーくお考えになってからにしてくださいね。
自信がなかったり、絶対に失敗できないものはクリーニング店に依頼しましょう。
以下のようなところに頼むことができます。
時間のない方にも、ぴったりですね。
まとめ
ブーツを洗う時も、普段のスニーカーなどを洗うのとさほど変わりません。
私の場合、必要なのは「思い切り」と「乾くまでの根気」でした笑。
ムートンブーツにおいては中側、つま先内部まで乾くのには3日ほどかかりました。
完全に乾いたら、栄養の補給と汚れや水分がつくのを防ぐために、スウェード用のケアスプレーの使用をおすすめします。
私が使っているのはこちらのスプレーです。
色は「ニュートラル」を選べばどんな色の靴にも対応できます。
色落ちが気になる靴があれば、カラーのスプレーを選び、補色することもできます。
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完全に乾いてしまえばムートンブーツは中はふかふか、ほかのブーツもサラサラの気持ち良い履き心地になります。
革製品の扱いなので、そうそう頻繁に洗ってよいとは思えませんが、ここぞという時にはありだと思います。
ただし、あくまでも自己責任、洗った後にスプレーなどでケアしてあげることもお忘れなく。
きれいで暖かいブーツで冬を乗り切りましょうね!
ドライクリーニングマークのコートのお洗濯についての記事はこちらです。
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