前回の【反抗期】息子とのコミュニケーションはリサイクルショップで古着探しの続編です。
さあ、たくさん買いこんできたお得すぎる古着たち。
早くきれいにして着たいよう!
今回は、お洗濯のお話です。
安く買ってきた古着を、賢く、安く、簡単に、お家で洗濯しましょう!
もちろん古着以外にも、前から持っているお気に入りの「コート」や「スーツ」などもお家で洗えますよ!
いままでシーズンごとにクリーニングに出してかかっていた料金を大幅に節約しましょう♪
ご紹介するのはお家でドライクリーニングマークの衣類が洗える
「ハイ・ベック ゼロドライ」(株式会社サンワード)という洗剤です。
ドライクリーニングマークの服は家で洗えます
楽しく見つけてきた古着の数々。
家で洗えるものは、買ってきたその日か翌日にはウキウキですべて洗ってしまいます。
家で洗えない(と思っていた)コートやスーツなどは、
以前まではクリーニング店のセールなどを利用してクリーニングしていました。
古着なのでやっぱり、一度きれいにしてから着たいですよね。
ここで大きな問題が発生です。
購入金額よりもクリーニング代の方が高い!
それは、本末転倒・・・
結局クリーニング代分高く買うのとおんなじだね。
「きっと前の持ち主の方もクリーニング代に辟易してこの服を手放したんじゃないか」
という妄想もしたりして笑
なんとかならないかと思ってあれこれ調べていた時に目に入ってきたのが、この洗剤の存在です。
ハイ・ベックゼロ 本体 1100Gハイ・ベックゼロドライ(以下、ハイベックとします)は、衣類についているケアタグで「水洗い不可」の表示になっていても、
「ドライクリーニング可」であれば自宅で洗濯ができる洗剤なんです。
ご存じの方もいらっしゃいますか?
1981年(昭和56年)に誕生した洗剤だそうです(公式サイトより)。
そしてこれは、まさに神の洗剤だったのです(大げさ)!
どうして、今まで出会えなかったのか。
ハイベックってどんな洗剤?→こんなものが洗えます
まずは、洗いたい衣類のケアタグを見てみましょう。
洗濯表示のタグのマークが、以下の画像の中の「洗えるもの」の中にあれば、ハイベックで洗うことができます。
- カシミヤのセーター
- 裏地がキュプラのスーツ
- トリアセテートのしなやかなお洋服
今までクリーニング店に出すしかなかった少し「いい素材」のお洋服たち。
こういったものはハイベックを使えば、かなりの割合でおうちで洗える、ということになります。
ちなみに今回この洗剤で「洗えない」となっている皮革製品については、
私は別のものでお手入れをしています。
皮製品のお手入れについてはまた、追って記事にしていきますね。
ちなみに、これまで私はこんなものを洗ってみましたよ。
- ワンピース
- スーツ
- コート
裏地がキュプラ・アセテートで水洗い不可のマークがついていたコートや、ウールのスーツなどです。
実際にこれらを洗っている私の印象では、洗うことは全然難しくなく、
むしろ難しいのはそのあとのアイロンワークだと思っています。
自信がなかったり、面倒であれば、アイロンの難しそうな厚手の綿素材のトレンチコートだとか高級品などはクリーニング店にお任せしてもいいかもしれません。
ただ、クリーニング店のドライクリーニングでは油性の汚れはきれいになりますが、
オプションのウェットクリーニングなどを付けないと汗汚れなどはとれません。
ハイベックは水洗いなので、汗の汚れもよく落ちます。
古着の場合は前の持ち主の汗などもしみ込んでいる可能性も考えると、
やっぱり私は水洗いがしたいです!
古着でなくても、汗の汚れが取れると気持ちもさっぱりします。
いつものコートもスーツも、ハイベックで家で下洗いをしてからドライクリーニングをするのも一案だと思います。
一つ注意するべきなのは、たまに激しく色落ちをするものがあることです。
一度、紺色のスカートでつけたとたんに染料が溶け出し慌てて引き上げたことがあります。
以来、怪しいと思うものは、目立たないところを洗濯液に浸して確認することを徹底しています。
あくまでも自己責任となりますので、皆さんもどうぞお気を付けくださいね。
ハイベックを使ったお洗濯の仕方
どの洗剤にしても「超デリケート」なものを洗う時は洗濯機でなくつけ置きが基本です。
摩擦は極力少ないほうが良いからです。
マシンウォッシャブル対応の衣類については、
ハイベックを使って洗濯機で洗うことももちろんできます。
ただ、洗濯機で洗えるようなものについては、
私は一般的なおしゃれ着用洗剤で洗うことが多いです。
有名なものだとエマールやアクロンなどがありますね。
スーパーやドラッグストアで購入できるのでお手軽です。
つけおき洗いをするにしても、「水洗い可」のマークであれば、エマールやアクロンでも対応できます。
今まではクリーニング店に出していた「水洗い不可、ドライクリーニング可」の衣類はエマールやアクロンでは対応できませんのでハイベックを使います。
ハイベックのお洗濯方法は、製品についてくる説明書に詳しく記載されていますが、
ここで簡単に書くと以下の流れです。(若干、我流の部分もあります!)
- ハイベックを水に溶かす
- 洗濯ものを浸す
- (軽く脱水)
- すすぎ
- 軽く脱水
- 陰干し
この後で、少し詳しく書きますね。
ハイベックを水に溶かして洗濯液を作ります。
- この時、 温度の高いお湯だと洗濯物が縮む原因になります。
常温に近い水がよいでしょう。冬場に水温が5度を下回るようなら少しお湯を足して調整します。 - 水30ℓに対してスプーン約1杯(10g)のハイベックを入れてよく混ぜます。
洗濯物をつけたら、全体に行きわたるようによく浸します。
- この後の工程を考えるとネットに入れておいた方が扱いやすいです。
- 揉んだりこすったりしません。
- 洗濯液の中で衣類が泳ぐぐらいの枚数が適当です。
- 折りたたんだ内側にも洗濯溶液がいきわたるようにします。
- 素材により時間は異なりますがつけおき時間の目安は5分です。
すすぐ前に軽く脱水する場合もあります。
- 薄手のものや、あまりにもデリケートな衣類はここでは脱水をしません。
- 洗濯機の脱水機能で軽く脱水をします。
本回転になってから30秒ほどです。 - 脱水のかけすぎは、しわの原因になりますので手短にしましょう。
すすぎます。
- 私は水を2回ほど替えながらすすいでいます。
メーカーではすすぎは1回でいいとしているのでお好みでどうぞ。
脱水をします。
- 3.の要領でごく短時間の脱水をします。
形を整えて陰干し
- ぽたぽた水が垂れるくらいの脱水具合でOKです。
- お風呂場など床がぬれても困らないところで干します。
- なるべくしわのない状態で干します。(詳細は後述)
このような流れです。
襟や袖の皮脂汚れが気になるときは、洗濯液に浸す前にウタマロの固形せっけんを塗ったりします。
その時にも、ごしごしこすると生地が痛むので優しく取り扱ってくださいね。
ここまで、いかがでしょうか?
ちょっと面倒そうじゃない?
洗濯機に放り込んでボタンを押すだけ、に比べると当然手はかかりますが、
やってみると意外と簡単なんですよ。
洗濯液につけている時間がとても短いので待ち時間もほとんどありません。
つけている間に、出したものを片づけたり次の手順の用意をしていればよいでしょう。
スピーディーに洗いあがります。
ハイベックの公式サイトでも詳しくお洗濯方法を紹介されていますのであわせてどうぞ。
ハイ・ベック公式サイト(株式会社サンワード) | ドライマークのお洗濯はハイ・ベックで! (hi-bec.com)
しわを極力少なくする干し方の極意!
次は、干すときのワンポイントのご提案です。
私は、ハイベックを販売するメーカーが出している人型のハンガーを愛用しています。
人から譲っていただいたものですが、この厚みと形が本当に優秀です。
立体で干すことができ、型崩れを防げます。
現在販売されているものはこういうタイプです(私の持っているものは黄色です)。
MサイズとLサイズがあります。
ハイベック ボディハンガーM大は小を兼ねるという言葉はこの商品には当てはまらず、肩の位置があっていることが重要です。
私はレディースの衣料品を洗うことが多いのでMサイズを使っています。
立体的に干せて型崩れがしにくく、本当に優秀です。
このサイズでもっと肩幅の大きいものを干すときには、肩にタオルなどをはさんで干すとよいかもしれません。
そして、しわしわで乾いてしまうと後のアイロンがけが大変なのでもうひと工夫もしています。
必殺、おもし作戦。
ぶら下げるものは何でもいいと思うのですが、
重すぎても生地に負担がかかりますし、軽すぎるとしわが伸びなくて意味がありません。
ちょうどいいものをご自宅で探してみてくださいね。
そして、ピンチで挟んでぶら下げると生地によってはピンチの跡が残ります。
跡残りを軽減させる目的で、お洗濯ネットを何重かに折りたたんで、ピンチと洋服の間にかませます。
ひと手間ですが、なかなか効果がありますよ。
おもしについては、特別なものが必要なわけではないので、ぜひ真似してみてくださいね!
一般的なおしゃれ着用洗剤との比較
ドラッグストアなどでおなじみのおしゃれ着用洗剤(アクロンやエマールなど)は、
つけおき洗いをする場合のつけおき時間が20分ほどのものがほとんどです。
ハイベックは、洗うものにもよりますがつけおき時間は5分と大変短いのが特徴です。
水につけている時間が長いことも、
繊維にダメージを与える原因になるそうなのでこの違いは大きいですね。
これまでハイベックでいろいろなものを洗ってきましたが、
短いつけおき時間でも、古着の襟元についていた皮脂汚れなどはちゃんと落ちました。
洗浄力はかなり高い印象です。
一般的なおしゃれ着用洗剤では、
つけておくだけでここまでの洗浄力は期待できないという印象です。
また改めて、一般的なおしゃれ着洗剤とハイベックで比較の実験もしてみようと思っています(^^♪
もうクリーニング屋さんにはいかなくていいかも!?
ハイベックを知るまでは、新しく服を購入するときには必ず洗濯表示のタグをチェックして、
洗濯したい頻度が高いものは家で洗えるものしか買わないと決めていました。
セーターやワンピースなど、1、2回着るだけでクリーニングに出すのはお金もかかるし、
持って行ったり引き取ったりするのも手間ですよね。
今では「ドライクリーニングも不可」のものでなければ家で洗える!と、
洋服選びの幅がぐっと広がりました。
お手持ちの衣料品の洗濯表示タグを見ていただけるとお分かりだと思いますが、
ハイベックと一般のおしゃれ着用洗剤があれば、洗えるものがほとんどです。
- 洗濯機で洗える、ニットなどのちょっと気を付けて洗いたい衣料品にはおしゃれ着用洗剤
- 洗濯機で洗えず、ドライクリーニング可の衣料品はハイベックを使ったつけ置き洗い
と使い分けるのが良いかと思います。
アイロンの難しそうな、面倒そうなものだけクリーニング店を利用して、
その他のものはおうちで洗ってみるというのはいかがでしょうか?
もちろん自己責任ですので、高級なお洋服に関しては自信がなければプロにお任せしましょう。
まずは着古したもので、チャレンジしてみませんか?
お家で、ハイベックを使ったセルフクリーニング。
水洗いをすると、汗の汚れが落ちて気持ち良く着られます。
圧倒的コスパ!1回あたりの洗剤の金額を計算します
さて、ここでちょっと算数です。
ハイベックは、その良さを知らずにただの洗剤としてみると購入時の金額は高く感じますよね。
でも、今までクリーニング代にかけていた金額を思うと、、、激安なんですよ(^▽^)
計算してみましょう!
1,100g入りで定価6380円(税込み)です。
一度に使うのは、10g。110回分です。
6380円÷110回=58円/回
一度に洗える量は、ものによりますがワンピースやスーツ、薄手のコートなら3~4着は洗えます。
58円で、3~4着洗える計算になりますね。
嘘みたいに安くない?
ね、試してみたくなりませんか?
まとめ
コスパが神で洗浄力の高いハイベック。
激しく、おすすめです笑
皮製品のお手入れの方法や、おしゃれ着洗剤とハイベックの比較実験など、
また関連の記事を書いていこうと思っていますので、ぜひまた見に来てくださいね。
なにかわからなかったことや、洗ってみたよ!という報告などなんでも結構です。
トップページのお問い合わせよりメッセージ頂けたらうれしいです(^^)
ではまた、お会いしましょう(^▽^)
シルクのお洗濯についても記事を書いてみました。
よろしければこちらもご覧ください(^_-)-☆
こちらは、スウェードのブーツやスニーカーのお洗濯についての記事です。
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