シルクの衣類はおうちで洗えます
冬になると、ポリエステルのブラウスにウールのカーディガンで静電気がバチバチ・・・なんてこと、ありませんか?
アレ、キライ
シルクのブラウスなら、ウールやカシミヤと合わせても静電気が起きにくいことはご存じでしたか?
そうなんだー!
でもシルクはおうちで洗濯できないしな・・・
いちいちクリーニングに出すのは手間もお金ももったいないですよね!
そんなあなたに読んでいただきたい、おうちでシルク100%の衣料品を洗っている私のお洗濯体験談です。
シルク100パーセントの衣類は、お家で洗えます。
ただし、シルクの衣類には高級なものもありますよね。
失敗しても責任が取れませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。
最初は失敗してもあきらめのつくものからトライすることをお勧めいたします!
衣類に起きる静電気 ウールとの相性は?ポリエステル VS シルク
オフィスやデートなどでポリエステル製のブラウスはきちんと感がでるし、使いやすいですよね。
安価なものも手に入りやすいです。
ポリエステル製の衣類はしわにもなりにくいし、お手入れが簡単でとっても優秀です。
ただし、ポリエステル製の衣類をおすすめするのは、暖かく湿度が高い季節限定です。
ちょっと寒くなり、ポリエステルのシャツの上にウールのカーディガンでも羽織ろうものなら。
とにかく気になるのは、乾燥した空気の中で起こる「静電気」というのは私だけではないはず。
そこで私のおすすめはシルク素材のお洋服です。
古着好きの私はもっぱらシルクの高級な衣類はリサイクルショップなどで調達します!
ここでちょっと、豆知識。
繊維の種類と静電気の関係についての確認をしてみましょう。
静電気の起きやすさは、衣類の繊維が持つ電気的性質に影響されます。
繊維には、プラスの電気を持ちやすいものとマイナスの電気を持ちやすいものとがあります。
そのプラス・マイナスの電気の強弱も、繊維によって違います。
【プラス】に帯電する代表的な繊維はこちらです。
電気の強い順から
- ナイロン
- ウール
- シルク
- レーヨン
- 綿
【マイナス】に帯電する代表的な繊維はこちらです。
電気の強い順から
- アクリル
- ポリエステル
- アセテート
- 麻
プラスとマイナスの両極端のものを合わせてしまうと静電気は発生しやすくなります。
例えばポリエステル(マイナスの電気)のブラウスの上にウール(プラスの電気)のカーディガンを羽織るとどうなるでしょう。
→プラスとマイナスで静電気が発生しやすい環境です。
では、シルク(プラス)とウール(プラス)の組み合わせならどうでしょうか?
→シルクとウールはプラス同士。静電気は発生しにくい環境となります。
ナイロンとアクリルの組み合わせは静電気の起きやすさMAX、ってことか
つまり、ウールにはシルクの方が電気的に相性が良い、ということになります。
ちなみに、カジュアルなシーンでは、コットン素材もおすすめです。
コットンは帯電しにくい素材の一つです。
静電気の起きにくいシルク素材 オススメです
デートやオフィスで、静電気の季節にきちんと感を出したいならシルクがおすすめですよ。
前述の通り、古着好きの私はシルクの衣類は新品では手が出せないこともあり、古着で調達します。
冬の乾燥した空気でも静電気が起きにくく、しっとりと高級感のある生地感がとても好きです。
シルク100%でも、衣類についているタグで手洗い可となっているものもあります。
それなら安心して洗えますよね。
でも、ドライクリーニングのマークになっていたら、どうしますか?
以前の私は、タグにドライクリーニングマークの表示のあるものは、そもそもほとんど購入しませんでした。
クリーニングに出すのが、面倒だしお金もかかるためです。
今は、私はこれらのものも自己責任でおうちで洗っています。
そもそも、ドライクリーニングでは汗など水性の汚れはおちません。
おうちで洗うと、水性の汚れも落ちてすっきりしますよ。
下の記事は、コートなどを「ハイベック」という洗剤で洗う工程を書いたものです。
シルクの衣類のお洗濯も、大体は上記の記事でご紹介している手順と同じです。
ただ、干し方についてはシルクならではのところもありますので、ハイベックでのお洗濯「シルク編」ご興味ありましたらどうぞ最後までお読みになってくださいね。
シルクの衣類をおうちで洗う方法 黄ばみの落とし方
古着でシルクの衣類を買うと、中には黄ばみが出てしまっているものがあります。
新品で購入したものでも、購入から時間がたつと蓄積した汗汚れなどで黄ばんでしまうことがありますよね。
シルクの黄ばみには重曹がおすすめです。
汗の汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹で汗による黄ばみを落とします。
100均の洗面器半分ほどのぬるま湯(お風呂よりちょっとぬるいくらい)に、ざざざっと、大さじ3杯くらいでしょうか。
割合の目安は、水(またはぬるま湯)300mlに対して重曹が大さじ1杯ほどです。
よく混ぜてから、シルクの衣類を投入します。
今回は、表面がシルク100%、裏面がカシミヤ100%の生地のストールを洗ってみました。
セカンドストリートでの購入です(^^♪
セカスト価格より70%オフ、約1000円で購入しました!うれしい(^_-)-☆
重曹は、小さい容量のものなら100均でも手に入りますよ。
そこに洗いたいものを浸して待つこと1時間ほど。
洗面器の水に汚れが溶け出ているのを確認してみてくださいね。
なぜかしら・・・水が濁っているととっても嬉しい気持ち
あまり浸け置きの時間が長すぎると、色柄物の場合は染料も若干出てしまう可能性があります。
(これは、残念ながら他のもので私が経験済みです。皆様お気を付けください)
浸け置いたら、後はよくすすぎます。
水を替えながら2回ほどすすげば十分でしょう。
黄ばみ取りだけならここまでで終了、脱水はかけずにびちゃびちゃのまま干します。
この、びちゃびちゃ干しが、シルクのお洗濯の最大のポイントです。
干すときにできるだけ形を整えて変なしわがつかないようにしましょう。
干す場所については、水滴がかなり落ちるので「浴室」または「日が当たらない屋外」などが良いですね。
くれぐれも、直射日光にはあてないでくださいね!
黄ばみを取りだけならここまでで終了です。
この後に洗剤を使ってお洗濯したい時は、この後続けてハイベックで洗いましょう。
詳しいハイベックでの洗い方はこちらの記事を参考になさってくださいね。
干し方は、前述のびちゃびちゃ干しがおすすめです。
ブラウスなども、びちゃびちゃ干しをすると、
あまり気にされない方ならアイロン不要で着られるくらいの干し上がりになります。
シルク素材は自重でしわが伸びやすい印象です。
干すときのハンガーはなるべく角のないものにすると、肩のラインがきれいに仕上がります。
ハイベックの記事にも登場していますが、このハンガーは本当に優秀です。
ハイベック ボディハンガーM本当は、トップスやコートなどは全部これで干したい笑(でも2つしか持っていません)
ということで、ここまでで作業終了です!
お疲れ様でした(o^―^o)
まとめ
衣類の手洗いってどうも面倒だと感じる方も多いと思いますが、
やってみると意外と工程は少なく、時間も短時間で済みます。
さて、やるか!となるまでの時間が一番長かったりします。
現在私は、家の中のほとんどの衣類を自宅洗いしています。
平日はフルタイムでお仕事をしていますので、週末が手洗いのお洗濯の日です。
趣味のリサイクルショップ巡りの後は特に忙しくなります笑
みなさんにも、リサイクルショップ巡りとおうちクリーニング、全力でおすすめさせていただきます!
とっても、楽しくてお得ですよ(^▽^)
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。