この記事は、ミティキュアダニ舌下錠でのアレルギー治療を患者目線からお伝えする体験談です。
私自身は医療関係者ではないため専門知識はございません。
あくまでも、患者としての体験談や感想を率直にお伝えする記事となっております^^
40代の私と開始当時は小学6年生だった息子がアレルギークリニックで実際に受けている「健康保険がきくアレルギー治療」のお話です。
前回はミティキュアダニ舌下錠に私たち家族がたどり着くまでのお話でした。
今回の記事は、2回目の受診、診断の確定と投薬開始の様子についてです。
長男はダニアレルギーじゃなかった?シラカバ花粉アレルギーは保険適用外!気になる費用
2回目の受診日。
血液検査の結果が出ています。
私と次男はダニアレルギーの数値がそれはそれは高く、「立派な」ダニアレルギー患者と診断されました。
はい、治療、すぐにやりましょーう!
先生いわく、「うちのクリニックでは珍しくありませんが、ほかの病院で検査を受けたら大学病院を紹介されるほどの数値ですね」とのことでした。
・・・そんなにひどかったのか・・・。
かなりのショックです。
そして・・・。
逆に長男のほうは、驚くことにダニアレルギーの数値がとても低かったのです。
その結果、残念ながら治療対象から外れてしまいました。
長男はダニに対してはその結果でしたが、シラカバ花粉や猫に高い数値が出ています。
シラカバ花粉アレルギーの治療薬もあるにはあるのですが現在日本では保険が適用されていないとのこと。
適用されているのは、スギとダニのみです。
※スギアレルギーの方もたくさんいらっしゃることと思います。
申し訳ありませんが、スギに関することは私が当事者ではないため詳細がわかりません。
「シダキュア」という名前のお薬が、ミティキュアのスギ版だそうです。
スギアレルギーの方はこの名前のお薬もお調べになってみていただけるとよろしいかと思います。
ミティキュアダニ舌下錠、シダキュアスギ花粉舌下錠の製造元の会社のサイトはこちらです。
長男については、シラカバ花粉の治療を希望するなら海外からの輸入になり全額自己負担だということでした。
先生にお願いしてざっとの見積もりを出していただいたところ、
- 初年度で40~60万円、次の年から20~30万円(2021年10月当時)
- アメリカの情勢により今後どうなるかは不明
- 為替の影響で変動する可能性あり
とのことでした。
ちなみに上記の価格は「注射」のものです。
長男が当時高校3年生の秋で、翌春からの生活がまだ読めないこともあり、今回は一度断念し、改めて機を見て考えることにしました。
長男は治療に前向きだったのでそうとうガッカリしたと思います。
金額を聞き「そこまでしてやらなくてもいい」と言っていましたが、本当は治療をやりたかっただろうと思います。
進学費用の用意もありとても苦しいところではありますが、アレルギーの根治は子どもの今後の人生に大きくプラスになるでしょう。
今後、何とか道を探したいと思っています。
いずれ日本でもスギ以外の花粉アレルギーの治療薬も保険診療の適用となるかもしれません。
早くそうなってほしいと心から願っています。
ミティキュア舌下錠 初回投与~服用の仕方と副作用のこと
私と次男は早速その日その場で、ミティキュアダニ舌下錠の初回の服用をすることになりました。
クリニックで出された処方箋をもって調剤薬局でミティキュアダニ舌下錠を受け取り、再びクリニックに戻って院内で服用をしました。
副作用でアナフィラキシーショックの懸念があるからとのことです。
頻度はとても少ないらしいですが・・・。
でも、こわい!
服用後30分ほど院内に留まり経過を見てもらいます。
前回の受診時に処方された抗アレルギー薬は、朝食後に服用済みです。
抗アレルギー薬を服用してからミティキュアダニ舌下錠を服用したほうが、副作用を抑えられるそうです。
やり方は
- ミティキュアダニ舌下錠を舌の下に入れて1分間保持します。
- 1分間経ったら、溶け残っている分を飲み込みます。
- 5分間はうがいや飲食をしない
これだけ。
味は、ちょっと、甘いです。これなら小さなお子さんでも大丈夫そうです。
やわらかいラムネのようです。
個包装のフィルムから取り出すときに割れそうなので慎重に舌の下に入れます。
それから5分くらい経過したでしょうか。
口の中、のど、耳の奥が、ちょっとかゆい。
なんだか舌の下も腫れている感じがする・・・。
私たち親子は副作用、しっかり出ました。
先生や看護師が時々様子を見に来てくれました。
どうですかー?
か、か、かゆいです。
でちゃったか。
え、かゆくない人もいるんですか!?
いるんですよねー。
ガックシ 私たちは出るタイプなのね
この副作用は30分ほど続き、症状が治まってから帰宅できます。
明日からは自宅で、医師も看護師も見ていないところで、これをやるのか!!!と思うと何とも言えず不安な気持ちです。
今後、副作用はなくなっていくのでしょうか。
副作用の経過はまたご報告していきますね!
最初の1週間は用量の少ないお薬(ミティキュアダニ舌下錠3,300JAU)が処方されます。
1週間後からは3倍ほどの用量のお薬(ミティキュアダニ舌下錠10,000JAU)に切り替わります。
え、用量の少ないほうでこの感じなのに!?
3倍なんてどうなっちゃうの、、、
もう、恐怖しかない、、こわい、とにかくこわい。
費用について~診察料とお薬代
2回目以降は血液検査料がかからないぶん安くなります。
この日は診察料の数百円とお薬代、になりました。
お薬は、抗アレルギー薬デザレックス4週間分と、ミティキュアダニ舌下錠は低用量のもの1週間分プラス高用量のもの3週間分です。
私一人分で、4000円前後といったところでした。
ちなみに、当時小学6年生の次男は医療費が免除になっており、この年度は初診料のみの負担でした。
中学生になると医療費の免除がなくなってしまうので支払う金額が増えます・・・。
※子どもの医療費に関しては、お住いの自治体により免除の仕組みが違いますので、ご自身で確認してくださいね。
次の受診は4週間後です。
さて、次回は最初の1か月間の自宅での薬の服用とそれに伴う副作用の様子、その後の経過について書きます。
不安でいっぱいの私たちの右往左往、また読んでいただけたら嬉しいです。
「QOL」の向上を目指して、がんばろうーっ!