お尻が擦り切れてペラペラ、
今にも破れそうな学生服のズボンでお困りではありませんか?
もう少しで卒業だから新しいものを買いたくない、
なんとか、卒業までこの「ペラペラ制服」に頑張ってもらいたい!
そんなあなたに、私がやってみた、ペラペラお尻ズボンの補修方法のご紹介です。
これは、我が家の次男坊の学生服パンツを裏返して窓辺で光に透かして見た写真です。
もう、うすいところは、本当に頼りないペラペラ加減です、、。
この部分を、接着芯という洋裁用の資材を使って補修をしていきます!
用意するもの
本日の主役、接着芯を用意します。
接着芯とは、片面に、アイロンで接着できるノリのついている生地のことです。
手芸品店などに売られています。
あまり厚地のものだとごわごわしてしまうので、薄地~中厚地くらいまでがおすすめです。
不織布タイプは肌触りが悪く、適しません。
薄めで、ややストレッチ性のあるものが使いやすいでしょう。
用意する大きさですが、補修したい箇所、薄くなっている箇所よりもかなり大きめに使用します。
アイロンで接着しただけだと、着用や洗濯などでどうしてもはがれてきてしまうため、
今回はアイロンでの接着の後、パンツの縫い代に縫い付けます。
接着芯の大きさに決まりはありませんが、
縦幅は30~40㎝程度、横幅は補修したいパンツの幅プラス30㎝程度あれば安心です。
洋服は立体的に縫われているため、意外と必要面積は大きいです。
股のところまで縫い留めないのであれば、もう少し接着芯は小さくても大丈夫ですが、
接着芯に多少のめくれなどが生じることを考えると大きめがベストです。
あとは、アイロン、ミシンまたは縫い針や糸、ハサミなど、ごく基本的な洋裁道具があれば準備完了です。
いざ、補修。貼りながら、切りながら。
まずは補修したい箇所を確認し、パンツ全体を裏返します。
先に完成形をイメージしてみましょう。
下の写真は、片面(片尻)に、接着芯を貼ったところです。
貼る部分の両サイドは、パンツの縫い代に合わせます。
この場合だと、右の縫い代の端に合わせてアイロンでとめ、
そのままアイロンで左側に進めていきます。
アイロンは、スチームは切ってドライで、中温程度でかけます。
ざらざらとした面に糊がついています。
接着芯は表裏を間違えると悲惨なことになりますのでご注意ください。
アイロンで上から押さえるように、接着します。
アイロンを滑らせると接着芯がよれてしまうので気を付けてくださいね。
私は、余分なところを切りながら進めました。
左下、折れて見えないところはこんな感じです。
少しヨレッとなってしまいましたが見えないところなので良しとします(^^)。
必ずしもここまで(股のところまで)貼らなくても大丈夫だと思いますが、
着地点として私はここを目指してみました。
センターの縫い代はこんな感じです。
大事なのは、
- 生地が薄くなってカバーしたいところよりも大きめに接着芯で覆うこと
- 両サイドは縫い代まで貼ること
この2点だと思います。
本当はもっと、表地と近い色の接着芯の方がよかったのですが・・・。
家にあったもので済ませたかったのでこうなりました笑。
こうやって写真でご紹介するにはわかりやすくてよかったです(息子ごめんね。)
このままじゃはがれやすいので、ミシンもしくは手縫いで
前述の通り、アイロンで貼っただけでは、
着用時の摩擦や伸縮、洗濯などではがれやすい状態です。
アイロンで接着をした後は、パンツの表に響かないように、
接着芯と表地を縫い代部分で縫い合わせて補強します。
縫いはじめと縫い終わりには必ず返し縫いをし、
間違えて他の部分を縫い込まないように確認しながら縫いましょう。
ポケットなどあるかと思いますが、そういったものもよけて縫ってくださいね。
これで完了です!
スケスケ感が、軽減しました。
接着芯自体が薄いものなので、生地感がさほど変わるわけではありませんが、
着用時に動いた瞬間にパカッとビリッとなって、下着が見えてしまう心配が減ります。
お疲れ様でした(^^)
おわりに
我が家には男子が2人います。
中学、高校は2人ともブレザーにスラックス、という制服でした。
体育の日にはジャージ登校OK、ですが、基本は毎日制服を着用します。
入学時には、身長が伸びることを見越して大きめサイズを購入し、
パンツの裾は切らずに折り返し、
ちょっとずつ丈を出しながら大事に着てもらってきました。
ブレザーも、肘のところがテラッと生地が傷んできたり、他のところは毛羽立ってきていたり。
それなりに経年の劣化はあるものの、着ることに支障はありません。
でもやはりパンツは消耗が激しい!
かといって何着も買い替えるのは、正直フトコロが痛みますよね。
ご紹介した方法がどなたかのお役に立ちますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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